太田家住宅

太田家住宅

基本情報

全国的に人吉藩は家作りの規制が厳しく、上級武士以外は小規模な住宅に制限され、下級武士や足軽(郷士(ゴウシ))の場合は、梁間3間以上の住宅は禁止されていました。
人吉藩領内に鉤型の民家が多いのは、こうした制限下で住宅の部屋数と規模を拡大するために鉤型に棟を伸ばす方法がとられたからです。

太田家住宅は3間(1間約1.8m)よりわずかに短く、最大限の広さを確保する工夫をしています。建物は寄棟造(ヨセムネツクリ)で、茅葺の屋根を2箇所で折り曲げた特徴的な概観で、「二鉤(フタカギ)」と呼ばれています。

「ざしき」「あらけ」といった客間部分と、「だいどころ」「とうじ(土間)」といった生活・生業部分の棟を平行に置き、前後にずらして「なんど(寝所)」部分で両棟をつないだ形です。球磨郡に多い鉤屋型民家が最も発展した型とされています。
こうした構造が採用されたのは、焼酎を製造するための作業場となる「とうじ」を広く確保するための工夫とみられます。

太田家住宅で使用された木材は、きちんと製材した真っ直ぐな材料だけを使用し、屋根を支える小屋組は、当時最先端の技法を導入してあります。また、土壁が少なく、板壁が多いという特徴があります。

  • 国指定重要文化財(建)
  • 構造形式
    十二畳(床、仏壇付)、十二畳半(押入二所付)、六畳、十二畳半、土間、間、縁よりなる、折曲り寄棟造、茅葺、東面庇及び土間附属
  • 時代区分: 江戸末期
  • 年中無休、見学無料


アクセス

  • 熊本県球磨郡多良木町大字多良木字中仁原447-1 
  • 東多良木駅から徒歩で30分

太田家住宅 太田家住宅 太田家住宅

太田家住宅 太田家住宅 太田家住宅


お問い合わせ

多良木町役場 TEL:0966-42-6111 ((内線352))